源泉

人間の持つ感情である七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)には、意味がない。
なぜ起きるかという根拠を求められない。


天候は刻一刻と変わる。
そこに秩序は認められても「これがルールだ」という必定のルールはない。
ルールは常にそれ以外の何かが決定している。
七情もまた同じ。



起こるべくして起きたことは、起こるべくして起きた。
そうでなかったものは何ひとつない。


意味のなさのあまりに明らかなことが苦しみの源だ。