2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

記憶の総量

私たちは、私たちがこれまで生きてきた体験とその記憶が、 自分のアイデンティティを形成していると思っている。 だがしかし、今日一日のことを考えても、道ですれ違った人、同じ電車に乗り合わせた人、コンビニで出会った人。そういう人がいたことは確かで…

超高齢時代「おひとりさま」生活のすすめ

ご笑覧ください。超高齢時代「おひとりさま」生活のすすめ−−上野千鶴子氏 後編

仮想現実

外界を見るとき、外の何かを見ているつもりでありながら、そのとき対象ではなく、私は私の見方を見ている。 しかし、私の見方を離れた「ものそのもの」があるわけではない。沈む夕日を見る私。私と独立した夕日があるわけではなく、夕日と私だけでなく、それ…

老後の同居は幸せな時間を奪う

家族と親密に暮らすのが幸せ−−。 この考え方を疑う余地のない人にとって、高齢者のひとり暮らしは、孤独で寂然とした老後に映るだろう。 体力が減退すれば、段差につまずいて転倒したりと、生活上のリスクは高まる。家族と同居すれば、リスクと孤独というス…

性犯罪被害にあうということ

たとえば、私たちは長らく「いたずら」や「痴漢」という言い方をすることで、 性犯罪の加害性をまともに扱うことを避けてきたのではないだろうか。 そのことで、被害者を人知れず苦しむという孤独に追いやってきたのかもしれない。性犯罪は、加害者がまず弾…