蝶の羽ばたき


「なんとかしなくてはいけない」という事態に突き当ったとき、
私たちががぜん活気づくのは、その「なんとかしなくてはいけない」事態によって害を被った人や事柄に対し、
私自身をおろそかにし、私の理想を勝手に当てはめることに夢中になれるからだ。


この世界に存在している限り、一切は一切と関係している。
すべての出来事は私たちの知覚できる範囲を超えたあり方で関連している。

熱帯雨林の蝶の羽ばたきがモンスーンを起こす、とは論理的に正しい


起きてしまった一切のことは、私の知覚を離れたところで私と関係している以上、私の責任でもある。

であるならば、「私にできることはなんであろうか」と冷静に問うことがすべての始まりなのかもしれない。