マルクスに相談だ!

働き口がない。
いつ契約を切られるかわからない。
管理職とは名ばかりで、過労死寸前の労働をさせられる。
安定した生活を営むこともままならないのは、不況だから仕方ないのだ。


だが、本当にそうだろうか。なぜ脅かされて、健康で文化的な最低限度の生活すら送れないのだろうか。


20世紀に多大な影響を与えた思想家であり革命家であるマルクスは、資本主義の分析を徹底的に行った。
マルクスはこう言った。


ローマの奴隷は鎖によって、賃金労働者は見えざる糸によってその所有者につながれる。賃金労働者の見かけ上の独立は、雇い主がたえず代わること、契約という法的なフィクションの中で維持されている


この指摘は、いまなお有効だ。

「世界を変革する人のためにマルクスは存在する」 的場 昭弘さん