2009-04-28 自立的学習 経験から学ぶとは、経験に依拠するのではなく、経験を問いかけること。 石を持ってみて、「重い」と感じる。 私たちは、その経験を確かな事実として、 論議なり真偽を問う場で経験を根拠に「確かに重かった」と主張する。 事実としてその石は重かった。だが、重い石は、いっそう重い石よりも軽い。 ここの体験の中の事実よりも、これは生々しい現実だ。 経験の中の経験しなかったことが経験の意味を照らし出す。 そのとき経験の独善性は解毒される。 経験に学ぶとは、そういうことではないか。