性犯罪被害にあうということ

たとえば、私たちは長らく「いたずら」や「痴漢」という言い方をすることで、
性犯罪の加害性をまともに扱うことを避けてきたのではないだろうか。


そのことで、被害者を人知れず苦しむという孤独に追いやってきたのかもしれない。

性犯罪は、加害者がまず弾劾されるべきなのに、なぜか被害者が問題にされがちだ。

曰く「挑発的な服装をしていた」「隙があった」と。
さらには「誰にも話してはいけない」と、たしなめさえする。

まるで悪いのは被害者であるかのように。



人を力で支配することは愚かしい